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Xserverでメール容量がいっぱいになった時にメールが受信できない場合の対処法

2025.04.11

どうもこんにちは塚本です。

Xserverを利用している際、メールボックスの容量がいっぱいになり、メールが受信できなくなることがあります。
管理画面からメール容量を増やしても、すぐに受信が再開されないケースも存在します。
そんな時はmaildirsizeが原因かもしれません。

そのような状況に陥った際の対処法を解説します。

問題の状況

  • Xserverのメールボックス容量が上限に達し、新しいメールが受信できない。
  • Xserverの管理画面からメールアカウントの容量を増やしたが、状況が改善しない。

原因

  • maildirsize ファイルに記録されたメールボックスの容量情報が、実際のメールボックスの状況と一致していない可能性があります。

    • maildirsize ファイルは、メールの送受信がある度に更新され、メールボックスの容量情報を記録します。
    • しかし、メールボックスが容量制限いっぱいになっている状態では、新しいメールを受信しようとしても、maildirsize ファイルが更新されません。
    • その結果、サーバーはメールボックスが依然として容量制限いっぱいであると判断し、メールの受信を継続して拒否します。

解決策

FTPまたはSSHを用いてサーバーにログインし、maildirsize ファイルの中身を空にすることで、メールの受信を再開させます。

手順

  1. サーバーへのアクセス:
    • FTPクライアント(FileZillaなど)またはSSHクライアント(Tera Termなど)を使用して、Xserverのサーバーにログインします。
  2. maildirsize ファイルの場所へ移動:
    • 以下のパスに移動します。
      • ドメイン名/mail/{該当のドメイン名}/{メールアドレス}/
  3. maildirsize ファイルの中身を空にする:
    • テキストエディタで maildirsize ファイルを開き、すべての内容を削除して保存します。
    • または、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
      • > maildirsize
  4. メール受信の確認:
    • メールソフトでメールを受信できるか確認します。

注意点

  • maildirsize ファイルを編集する前に、必ずデータのバックアップを取ってください。
  • Xserverの公式ドキュメントやサポート情報を参照し、最新の情報を確認してください。

参考情報

まとめ

Xserverでメール容量がいっぱいになった場合、管理画面での容量追加だけでなく、サーバー上の maildirsize ファイルをリセットすることで、メール受信の問題を解決できることがあります。

このファイルはメールボックスの容量情報を管理しており、容量制限により更新が停止すると、メール受信が妨げられる原因となります。

上記の手順を参考に、慎重に作業を行ってください。

この記事を書いた人

Sho Tsukamoto

Chief Engineer Sho Tsukamoto

2023年4月入社。Web職人のたまごです。 最近はもっぱらコーディングすることは少なく、LaravelやReact Nativeを用いたシステム開発をメインとしています。

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